コート姿が直視出来なかった話

赤コートの話である。
(気分を害す恐れのある場合、スルーしてほしい)


その日は、急いで家に帰り夕飯を食べながら、KAT-TUNの出番を楽しみに待っていた。

『何歌うのかなぁー』(ワクワク)


そして、登場。赤コートだった。

『めっちゃ、カッコいい衣装!』


…………でも、なんか不穏な空気……………


発表である。
私は、しばらく事態が飲み込めなかった。『????』

素敵な赤コートで歌っているKAT-TUNを見るのがとても辛く、直視出来なかった。
耳で歌だけ聞いていた。

チラリと見た時、なかまるくんが虚ろな目で踊っていた。


例の姉からもすぐ連絡が来た。
田口くんが大好きな姉は、とても取り乱していた。
『なんで…なんで…なんで…なんで』と言って泣いていた。

いろいろな感情の限度を超えると、人は同じ言葉を繰り返すのかもしれない。

私は『いや、まだ詳しい事は分からないじゃん!!!!』とずっと言ってた気がする。


ただ、田口くんの脱退は決まった事。
事実。悲しい。


そこからは、ネットで色々見た。
悲しみや怒りの思い、本当なのかも分からない情報の数々を目にしながら、朝を迎えた。
朝の番組がやかましかった。


通勤電車の中では、いつも曲を聞いていたがしばらくは止めた。

悲しいんだけど、どういう思いで過ごしていいのか分からない日々だった。


ちなみに、年末のカウントダウンでの団扇を買った。
もちろん、事前にネットで情報は目にしていたが、私は買いに行った。

実際手にした時は、衣装とビジュアルは最高なのに…なんとも言えない気分になった。


赤コートの団扇よ。ごめん。


しばらくは、引っ越し段ボールの中に居て。